大吉先生と「12人の優しい日本人」

なかわけ君の日記

今日のあさイチで、博多大吉先生の熱い語りが堪りませんでした。

博多華丸・大吉は、90年に福岡の吉本に入り、1期生ということで即戦力だったそうです。

吉本新喜劇みたいなギャグを作れ。ギャグが作れないなら身体を張りなさい。海パンいっちょで冬の海に飛び込むとか。という指導を受けて全然うまくいかない。華丸さんは器用にこなしていてコンビ間でもどんどん差が開いてきて、大吉先生はできず、会社からもいつ辞めても良いし辞めた方が良いし辞めるべきだよと、1,2年ずっと言われてきてたそうです。

半分腐りかけていたときに、お正月の夜中の映画で、今日のゲストの三谷幸喜監督の「12人の優しい日本人」が流れてきたとのことです。笑いのことは新喜劇ぐらいしか知らず、出演されている役者さんもまったく知らず、何だろこれ?と思いつつ見ていると、「ビートルズを聞いて雷が走った」みたいな表現がありますが、同じで、見終わったあとに「ダーン!」と来たとのことです。

今まで向いてなくて辞めようと思っていたのが、世の中にこんなお笑いがあるんだ!と感銘を受け、それからネタを作り出したり、番組に企画を出したりと変わったそうです。

ギャグをするわけでもなく、体を張るわけでもなく、ただただ会話劇で、新喜劇までの笑いの量ではないにしても、ずっと面白くて喜怒哀楽があって、芸人の前にこの作品で出会っていたら、こちら側に来ていただろうとのことです。大吉先生の芸人としての背骨にこの作品が入っていると言い切っていました。この作品に出会っていなかったら、現在の大吉先生は9割9分9厘いなかったとのことです。

私にとって大吉先生は大天才で、神のような存在ですが、その大吉先生にも不遇の時代があり、一つの作品の影響でここまでの人物になることもあるのか、と凄く熱くなる話を聞けたと思います。

そういう作品を作った三谷幸喜監督に感謝です。私に大吉先生のような日本一の漫才師に会わせていただいたので。(テレビ上でですが。)

いつどこにすごい可能性があるか、わからないものですね。

カッコいい熱い話だったな~、と思う今日この頃です。

「12人の優しい日本人」、見てみたいなと思います。楽しみ~。

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